2014年11月15日土曜日

Adventure Time DVD: The Complete Fourth Season

だいぶ前にAdventure Timeのシーズン4 コンプリートDVDが届いてたんですが、ようやく見終わりました。

今回の内容はこんな感じ。

  • Adventure Time シーズン4 全26エピソード (英語音声、英語字幕付き)
  • 全26話のスタッフコメンタリー
  • 特典映像: "Distant Bands: The Music of Adventure Time"

これまでとそんなに変わらないんですが、今回は特典映像が結構スゴかった!

今回の特典映像はAdventure Timeとその音楽に関するスタッフインタビュー。 ゲストは、Pendleton Ward, Jesse Moynihan, Patrick McHale, Rebecca Sugar。

DVDの特典映像って普段自分はあまり期待しないんですが、今回は20分もある本格的なインタビューで見応えがありました。 内容は、

  • Adventure Timeテーマソングについて
  • Adventure Timeにおける音楽の役割について
  • 作中の各曲について
    • House Hunting Song ("Evicted!")
    • Bacon Pancake ("Burning Low")
    • Political Rap ("Daddy's Little Monster")
    • Something Special ("Princess Monster Wife")
    • Daddy Fries ("It Came from the Nightosphere")
    • Journal Song ("Marceline's Closet")
    • Dream of Love ("Dream of Love")
    • Goblin Song ("Silent King")
    • Remember You ("I Remember You")

冒頭、Penさんが昔ニセボーイバンドをやろうとしていたという話が出るんですが、 その流れでなぜかPenさんがオリジナルソングを熱唱。 このJesseさんのなんとも言えない苦笑いがたまらんwww

"House Hunting Song"は本編ではPenさんが歌っているけど、Patrickさんが歌っているバージョンもあるらしく、 映像中でちょっと聞くことができます。

Patrickさんバージョンはもっとソフトな感じで歌っているけど、 この歌はやっぱりPenさんのあの異様にエネルギッシュな感じがいいなあ。 自分の場合、ATで初めて見たエピソードが"Evicted!"で、そこにこのPenさんの歌が入ってたってのは強烈なインパクトだったと思う。

Rebeccaさんの代表作といえば例の"Fry Song"だけど、この歌詞はPenさんとの合作らしいですね。

Rebeccaさんの原案はもっとドラマチックな内容で、ポテトのくだりもほんの少ししかなかったらしい。 Penさんは、それはこのシーンでやるにしては内容が重すぎるとしてポテトのくだりを膨らませて書き換えたのだとか。

どうでもいいけど、Rebeccaさんの後ろの背景画はどう見てもSteven Universeのですよね。。 あと見えないけど来てるシャツの柄も気になるなあ。

とまあ、特典映像はこんな感じでした。 あと、エピソードコメンタリーで気になったところをいくつか書いていきます。

Return to the Nightosphere

ジェイクの「ジョウズデ、ガマッテネ」について。

これはこの回を担当したJesse Moynihanさんが子どもの頃、お母さんからよく言われたことらしい。 正確には「上手です、がんばって」だったんだけど、なんかいろいろ間違いがあってこんな感じになったとかww

Jesseさんのお母さんは日本人らしいですね。知らなかった。 この回担当のAko Castueraさんも日本人ハーフらしい。へー。

Daddy's Little Monster

この回の最後にマーセリンのこんなセリフがあるんですが、 Rebeccaさんとしてはほんの冗談のつもりで言わせたつもりだったんだけど、 真に受けたファンがかなり多かったらしい。

あー、そういえば自分もこれを見た時は「マジで!?」って思ったんだよなあ。 実際、ここからかなり長い間マーセリンさんの出番がなかったし、もうマーセリンは出ないのかなあ?と思ってたっけ。

Gotcha!

この回に登場した鏡の魔物。 こいつはRebeccaさんのお気に入りらしいですね。

こういう鏡の敵って、なんていうかこう、 自分の大切な人が襲いかかってくるという感じとか、 自分の手の内を完全に知っているという感じとか、 そのへんがいいよね! ということらしい。

たしかにこの敵はカッコいいなあ。 そういえばSteven Universeでも鏡っぽい敵が出てたっけ。

BMO Noire

この話は留守番中のビーモの話なんだけど、その間ジェイクとフィンが何をやっていたかというと、 シーズン5のエピソード"Princess Potluck"でそれが描かれているらしい。

あれ、そうだったの!? と思って見てみたら・・・

ほんとだ! 靴下片方ない! 全然気づかなかったwww

I Remember You

この回のラストで千年前のシーンが出てくるわけですが、 Rebeccaさんとしては他にも山のようにやりたいことがあったらしい。

ただ、それを全部やろうとするとどう考えても尺に収まらない、一個に絞ってくれとPenさんに言われて、 結果的にハンボのシーンが残ったらしいですね。

The Lich

実は初め、このシーンでマーティンの件が明らかになるはずだったんだけど、ギリギリでカットされたという話。 それをやると一話に情報を詰め込み過ぎだとPenさんが判断したらしいですね。

あー、そういや自分も当時、リークされたストーリーボードを見たっけ。 あれはちょっと説明的過ぎていたように思う。

あと、元のバージョンではマーティンはヒーローの設定だったよねという話もされてましたね。

ファームワールド・フィンのロボットアーム。

この回を担当したTom Herpichさんは以前"Mortal Folly"で出てきたフィンのロボットアームを気に入っていて、 もっといろんなところで出したいと考えたそうですね。

そこでTomさんはこの回と、"Puhoy""Dungeon Train"で義手のフィンを出し、さらにJesseさんが"The Vault"で義手のショーコさんを出すうちに、何かある種のパターンになってきたのだとか。

こんな感じで、Adventure Timeの設定や世界観やミステリーは必ずしも全て最初から計画されていたわけではなく、自然に積み重なってできたものもあるんだよ、っていう話をしてました。

2 コメント:

匿名 さんのコメント...

すっごく興味深く拝読しました!
たまにじっくり読みに来てます

バッククォート さんのコメント...

ありがとうございます!
いつでもどうぞ!

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