カバーを取ったらこうなってました。毎度のことながら芸が細かい。
ということで、先日、Adventure Timeシーズン3のコンプリートDVDが届いたので、ひと通り見てました。
今回のDVDの収録内容はシーズン2のDVDとほぼ同じで、
- シーズン3の全26エピソード
- スタッフインタビュー "How an Idea Becomes Adventure Time"
- 全エピソードのコメンタリー
"How an Idea Becomes Adventure Time"はPendleton Ward, Adam Muto, Kent Osborneへのインタビュー。まあ簡単な内容なので、あんまり面白い話はなかったかな。
なので、今回もやはり見所はコメンタリーですね。コメンタリーは、シーズン3のストーリーボードアーティストの皆さんがエピソードを見ながら雑談するという、いつものスタイル。貴重な製作裏話が披露されることもあれば、全然関係ない話で盛り上がってたり、前回同様ユル〜い感じのコメンタリーでした。
全部聞き取れたわけではないですが、コメンタリーを聞いてて面白かったところをかいつまんで見ていきます。
Wizard Battle (邦題: 戦え、魔法使い)
Jesse Moynihanがストーリーボードを担当したエピソード。Jesseさんはウィザード大好きらしい。そういや、シーズン5でもウィザード関連のエピソードをいくつかやられてますね。
この緑色のやつは「ディメンション・ウィザード」という名前なんだけど、もともと"Crystals Have Power"で「グルーガックス」という名前で登場させるつもりだったんだとか。 ただ、グルーガックスがボツになったからこっちで出したらしい。 そういやシーズン2のDVDでそんなこと言ってたっけ。
・・・て、あれ!? 左にいるやつって、シーズン5に出てきたドン・ジョンだ!ドン・ジョーーン!! こんな早い段階でもう登場してたんだ。気づかなかった。
Fionna and Cake (邦題: フィオナとケイク)
このエピソードもストーリー展開にだいぶ変更があったらしいですね。
最初はフィオナとガムボールが普通にレストランかなんかでデートする話を考えたんだけど、やっぱりそれだとらしくないなと。Adventure Timeだったらフィンが行きたくなるようなデートじゃないとダメだよねということで、こういう感じになったらしい。へー。
ダルシマーをやるケイクさん。このエピソードを担当したRebecca Sugarが小さい頃にダルシマーをやってたらしい。ただ、当時Rebeccaさんの周りの友達は誰もダルシマーが何なのかすら分からなかったとか。いや、そりゃそうだろ・・・
From Bad to Worse (邦題: みーんなゾンビ)
久々のキャンディ・ゾンビエピソード。ゾンビ大好きPenさんが「おい、ゾンビやろうぜ!」ってみんなに呼びかけて実現したエピソードらしい。ただ、その時はみんなあまり乗り気ではなかったようですが。。
この話はLSPがめっちゃ面白いなあwww
LSPの声はPenさんがやってるんだけど、Penさんは自分が声優やるのは正直言ってイヤなんだとか。「見てる人は面白いだろうから仕方なくやる」っていうスタンスらしいですね。・・・けど、イヤイヤやってるとは思えないくらい演技うまいよなあ。
Beautopia (邦題: ビュートピアを取り戻せ!)
ここのジェイクのセリフが割と気になってたんだけど、まあ、ただのジョークらしいですね。うーん、そうか。あまり深読みしてもしょうがないなあ。
この話でフィンとジェイクはビュートピアを救い、スーザンと別れたわけなんだけど、結局スーザン・ストロングとは何者なのか。エピソードの終わりがけで興味深い話が出ていたのでざっくり訳してみます。
「で、スーザンは人間なの?」
「フィンはそれを知ってるよ。でも見ている僕らにとってはそれはどうでもいいことなんだ」
「え、フィンは知ってるの?」
「ああ。だって、フードの下触っただろ」
「別の場所にエラがあるかもしれないじゃないか。背中とかさ」
「ちょ、、マジか!」
「背中にエラがあるって?」
「それはまた別の話で・・・」
「いい質問だなジェシー。それネットにあげようぜ」
ちょ、あんたらwwww
Holly Jolly Secrets (邦題: 素敵なクリスマス)
アイスキングのビデオを見るエピソードだけど、当初は実写のビデオをフィンとジェイクが見るという話だったらしい。 その実写のビデオというのは多分、戦争前に撮影されたという設定のものでしょうね。
ただ、あとになって「やっぱり実写映像を入れたらAdventure Timeじゃない!!」ってことになってストーリーを書き直したらしい。うーん、まあそりゃそうだよなあ。
実写映像とのミックスはFlapjackではちょくちょくあったんだけど、個人的にはそれで劇的に面白くなる何かがあるわけでもなく、デメリットの方が大きいような気がするんだよなあ。
Paper Pete (邦題: 図書館ウォーズ)
ペーパー・ピートの声は"Uncle Grandpa"のクリエイター兼声優のPete Browngardt。 このキャラの名前が決まった時点で「ピートを呼べ!!」ってなったらしい。 なるほど、今聞くとマジでアンクル・グランパだわ。
ちなみにペーパー・ピートの名前が決まった直後くらいのタイミングで"Regular Show"にパーティ・ピートが登場したらしい。こいつらの名前が似てるのは偶然なのな。
Ghost Princess (邦題: ある愛の物語)
このエピソードでは話の内容そっちのけで、Jesseさんがポルターガイストに遭った体験談を話してました。
Jesseさんが弟のJustinと友達のBrandonと一緒にフィラデルフィアに住んでいた時に、心霊現象に襲われるようになったらしい。最初は無人のバスルームから何かを叩くような音が聞こえる程度だったけど、そのうちヘッドフォンから何者かの声が聞こえてきたり、TVが勝手に消えたりとどんどん激しくなっていって・・・
って、エピソードよりもめっちゃくちゃコワいわ!! 結局「これはヤバすぎる」ということで引っ越したらしい。うーむ。
Incendium (邦題: 燃えるような恋をして)
フレイム・プリンセスの額に宝石があるのは"Steven Universe"の影響らしいですね。 マジか! フレイム・プリンセスはクリスタル・ジェムだったのか!!
キャラクターデザイナーのNatasha Allegriがフレイム・プリンセスのデザインをやってる時、ちょうどRebeccaさんは"Steven Universe"のパイロットエピソードの仕事をしていたのだとか。あー、なるほどねー。
Rebeccaさん曰く、あれだけ大切にしていたバブルガムの髪の毛をここで手放しているのが象徴的なんだとか。もうこれは必要なくなったのだということ。
ああ、そうか。全然気づかなったけど、バブルガムの髪は今もツリーハウスの外壁にくっついたままなのかな。なるほど、そういうことかー。
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