このレビューはこれまでもそれなりにネタバレ要素ありでやってきましたが、 今回は比較的深刻なネタバレを含むため、このエピソードが未見である方はご注意下さい。
で、今回の話。 ミラクルシティ中のヴィラン達を1ヶ所に呼び出したサルタナ・オブ・ザ・デッドは、ヴィラン活動を引退すると発表する。 引退に際し、サルタナの神秘のギターと骸骨軍団の継承者を決めなければいけないのだが、 それをヴィラン同士の勝ち抜きトーナメントで決めようというのだ!
もちろんマニーもトーナメントに参加したいのだが、 じいちゃんとロドルフォは「子どもには危険過ぎる」と言って参加を認めてくれない。 マニーは二人を見返してやるために、こっそりトーナメントに参加することにする。
一方、サルタナの継承者の座を狙う新たなヴィランが登場。サルタナの孫、ジャンゴ・オブ・ザ・デッドだ。
彼もまた、トーナメントに参加するつもりだったのだが、子どもだからという理由でサルタナに止められたらしい。
そしてサルタナ引退発表から2日後、ついにトーナメントが開催される!
ヴィラン対抗バトルトーナメントということで、ジャンプ漫画みたいな燃える展開。 これまで登場してきたヴィランたちがたくさん出てきますが、30分できっちりまとめているところはさすがです。
トーナメント受け付けにて。 ロドルフォはサルタナのパワーがヴィランの手に渡るのを阻止するために自らヴィランに扮して参戦。 「ブラック・パンテラ」と名乗るものの、正体はバレバレなのだった。もちろんじいちゃんも参戦するぞ。
マニーはこっそりトーナメントに参加登録しようとするが、チャプーサ将軍など顔見知りのヴィランに取り囲まれてしまう。 危うくフルボッコにされそうになるマニー。と、そこへジャンゴが加勢に現れる。
このジャンゴがもう、ひたすらワイルドでシブくてカッコいいんです。
ジャンゴはジャンゴで、ばあちゃんであるサルタナを見返すために来たのだという。 マニーはジャンゴと意気投合し、結局二人でトーナメントに参加することに。
こうして始まったトーナメント。 各試合は単純なバトルだけでなく、様々な競技で勝敗が争われるぞ。 左は障害スピードスケート競技。スピードでヴォルチュラさんに勝てるやつはいないぜ。
右はエル・ティグレ vs セニョール・シニエストロの腕相撲対決。 今回もスゴいメカを作ってきたなあ、セルジオ。 まともにやればさすがにパワーで勝てないものの、ティグレが機転をきかして勝利。
最終的に決勝戦に勝ち残ったのが上の四名。 …もっと強いヴィランいるだろーとも思うけど、ま、いいか。
決勝進出を果たしても、ロドルフォとじいちゃんは依然としてマニーを子供扱いする。 それを見たマニーはついにブチ切れ、決勝で二人と本気で戦うことを決意する。
決勝戦は4人全員によるバトルロイヤル。マニー相手に本気を出せないロドルフォとじいちゃんは、 あっという間にマニーに追い詰められてしまう!
その様子を見て勝利を確信したジャンゴとサルタナはついに本性をあらわす。 なんとこのトーナメントは、サルタナの敵となるものをまとめて葬り去るためにジャンゴが考案した罠だったのだ!
サルタナとジャンゴはマニーに対し、家族を捨て、自分たちの仲間になるよう提案する。 マニーとロドルフォたちの間の確執の描写がここのシーンに活きてくるわけですね。 果たしてマニーはどちらを選ぶのか…!?
今回の敵: ジャンゴ・オブ・ザ・デッド (Django of the Dead)
マニーは確かに邪悪な一面を持ってるけど、ここまで本作を見ていれば、このシーンでマニーが家族を捨てるなんて明らかにあり得ないのが分かります。 なんていうか、マニーは校則や法律は破るかもしれないけど、人の道というやつは守るやつだと思ってます。 フリーダは分からないけど。
家族を選んだマニーに対し襲いかかるジャンゴ。 じいちゃんは3対1で戦おうとするが、マニーは一人で戦うことを主張する。 うーん、このシーンのマニーの、"This is my fight!"というセリフがカッコいい。
このティグレ vs ジャンゴの一騎討ちは作中屈指の名シーン。 たっぷり時間をとった睨み合いのシーンと、スピード感あふれるバトルシーンの静と動のコントラストが美しすぎる。 ティグレのチェインアームの能力って、見た目の派手さはないけどその分バトルシーンに爽快なスピード感を与えている気がします。
結局サルタナとジャンゴが自滅っていうオチはちょっとしまらないかもしれないけど、 それでもEl Tigreらしいハッピーエンドという感じで良かったです。ま、作品自体はまだ続くんですけど。
0 コメント:
コメントを投稿