2011年4月10日日曜日

El Tigre #12 The Grave Escape

今日は年に一度の"Dia de los Muertos"。 メキシコのお祭りで、一年に一度、死んだご先祖様の魂が現世に帰ってくる日だ。 ロドルフォとじいちゃんはお祭りの飾り付けに余念がない。

一方、マニーとフリーダは死者の魂とか全然信じていないので、 ご先祖様へのお供え物を全部食べ散らかしてしまう。

お供え物を食べてしまったマニーとフリーダはロドルフォとじいちゃんにこっぴどく叱られる。 しかし、その時、巨大モンスターを従えたサルタナが突如出現!ミラクルシティを攻撃し始める。

サルタナは、人々に忘れ去られた怒れる亡者の魂を寄せ集めてモンスターを造ったのだった。 モンスターの圧倒的なパワーを前になす術がないリヴェラ家の面々。 ついには、マニーとフリーダがモンスターに叩き潰されてしまう…!

El Tigre初の30分エピソード。Dia de los Muertosというのは英訳すると"The Day of the Dead"。 日本で言えばお盆みたいなものなのかもしれない。

30分エピソードのネタになるくらいだし、メキシコ人にとって重要なお祭りなんでしょうね。 確かビリマンでもネタになってたっけ。

今回の敵:サルタナ・オブ・ザ・デッド

Dia de los Muertosでは子孫に忘れられてしまった魂は現世に帰ってこれないのだという。 サルタナはそうした忘れられた魂をギターの魔力で呼び起こし、一つのモンスターを造ったのだ!

モンスターの拳に叩き潰されてしまったマニーとフリーダは、超自然的な衝撃の影響で別次元に飛ばされる。 たどり着いた先はなんと、黄泉の国(land of the dead)だった…!

マニーとフリーダは、現世に帰るため、そしてミラクルシティを守るために、 黄泉の国にいるマニーのご先祖様達に助けを求めに行く。

…と、いうことで、このエピソードではリヴェラ家のご先祖様たちがたくさん登場します。 リヴェラ家はじいちゃんより上の代は既に全員他界していて、黄泉の国にいるみたいです。 せっかくなので、ここでまとめて紹介します。

ダーク・レパード (Dark Leopard)。 リヴェラ家の最初のスーパーヴィランで、マヤ文明だかアステカ文明だかの石像を彷彿とさせるパワードスーツに搭乗している。 ちなみに盲目らしい。

ゴールデン・レオン (Golden Leon)。こちらはリヴェラ家最初のヒーロー。 このビジュアルはアメリカ大陸にやってきたコンキスタドールがモデルだとか。 …先住民がヴィランで侵略者がヒーローってどうなんだか。ま、深く考えない方がいいですね。

マイティ・チーター (Mighty Cheetar)。 以前のエピソードにも出てきた、マニーのじいちゃんのじいちゃん。 蒸気機関を動力とするパワードスーツを操るぞ。ちなみにこの人は海賊らしい。

ジャスティス・ジャガー (Justice Jaguar)。 マニーのひいじいちゃんで、もちろんヒーローだ。見た目の感じからして、保安官だったのかもしれない。

そして初代エル・ティグレ。リヴェラ家の始祖で、マニーの前にティグレのベルトを持っていた人物だ。

初代ティグレは強大なパワーを持っていたものの、最期まで自分がヒーローであるか、ヴィランであるか決めることができなかったのだという。そのせいでヒーローの人格とヴィランの人格が分裂してしまい、本人も苦しんでいるようだ。

ご先祖様達に出会ったマニーとフリーダは、ともに戦ってくれるようご先祖様達を説得する。 初代エル・ティグレはそのパワーを用いて、黄泉の国の時空に風穴をあける。

穴を通って現世に蘇ったリヴェラ家の戦士たち。サルタナの魔の手からミラクルシティを救うのだ!

今回、音楽がいつもよりもちょっとドラマチックでいい感じ。 ヒーローやヴィランの枠を超越して家族の名の元に力を結集する展開が実にアツいです。 そういったところがこの作品全体のテーマなのかもしれない。

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