2012年9月30日日曜日

SuperF*ckers 読んだ

先週届いたコミック"SuperF*ckers"を読んだので簡単にご紹介でも。

SuperF*ckersはスーパーパワーを持った若者たちの退廃的な日常を描いたコミックで、作者はJames Kochalkaという方。 スーパーパワーを持っているんだけど、特に悪と戦うわけでも世界を救ったりするわけでもなく、ダラダラとプレステやったりクスリやったりする、そんな作品です。

SuperF*ckersは#1〜#4まで出てますが、これらをまとめたTPBも発売されていて、amazonで買えます。

なんかコミックの出版元がイメージビデオを出してますね(※若干グロ注意)。

なんでこれが気になったかというと、Cartoon Hangoverチャネルでこのコミックを原作にしたカートゥーン作品が放送される予定なんですよね。ということで、予習のつもりで読んでみました。

読んでみて思ったのは、SuperF*ckersの面々は思った以上に敵と戦ったりしないなーということですね。 ただ、敵と戦ったりはしないんだけど、しょーもないことでケンカしたりして、意外と気軽に人が死ぬ展開になるあたりにビックリしました。

なのでユルーい絵柄の割には結構ハラハラさせられる作品で、そこそこのページ数があるものの一気に読めました。英語もそんなに難しくなかったし。

以下、キャラクター紹介。

ジャック・クラック (Jack Krak)

本作品の主人公的存在。傲慢で横柄で嫌なヤツなんだけど、なぜか一部の人からはカリスマ的に慕われている。

ダンが失踪した後、実質的にSuperF*ckersのリーダーを務めていて、そのことがチーム内に火種を作ったりします。

ちなみにジャックは両腕から火花というかエネルギーを発することができるみたい。

スーパーダン (SuperDan) と パーシー (Percy)

スーパーダンはSuperF*ckersの元リーダーで、パーシーはそのサイドキック。 二人は現在、ディメンション・ゼロという異次元空間に迷い込んでしまっていて、脱出できずにいる状況です。

ダンは見たところ、めちゃくちゃタフで強いんだけど、頭が悪いというかスゴい天然ボケなんですね。

一方、パーシーは一般人に毛が生えた程度なんで、何かとダンのとばっちりを受けて悲惨なことになる役回りか。見ててほんとかわいそうになります。

ワンダー・カイル (Wonder Kyle)

敬虔なキリスト教徒であり、SuperF*ckersの良心。他のキャラクターが放送禁止用語を連呼するのをとがめる唯一の人物です。

カイルの主な仕事はSuperF*ckersメンバーのコスチュームを作ることだけど、どんなスーパーパワーがあるのかは誰も知らないらしい。

プリンセス・サンシャイン (Princess Sunshine)

金髪美女。だけどビッチ。

SuperF*ckersチーム内で権力を握るために、チームリーダーと付き合うことにしているらしい。なので現在はジャックと付き合ってます。

オレンジ・ライトニング (Orange Lightning) と ウルトラ・リチャード (Ultra Richard)

オレンジのコスチュームを着ているのがオレンジ・ライトニングで、バイザーをつけているのがウルトラ・リチャード。 二人は仲がよくて、たいてい一緒につるんでます。こいつら個人的に好きです。

オレンジ・ライトニングはお調子者の軽いヤツで、バカだけどどこか憎めない感じがいいですね。

リチャードは女にモテようとすることばかり考えていて、モテる衣装を求めて頻繁にコスチューム替えしたりします。

オレンジ・ライトニングと比べると、リチャードはどこか投げやりな性格をしているように思うんだけど、この二人は不思議とうまく噛み合うんですよね。

バドロック・バードック (Budrock Burdock) と コンピュータ・フィスト (Computer Fist)

SuperF*ckersの新入り。青のコスチュームがバドロックで、メガネがコンピュータ・フィスト。

バドロックは合理主義者で、目からレーザービームを放つ能力や、"X線ビジョン"の能力の持ち主。明らかにコンピュータ・フィストや他のメンバー全員をバカにしてます。

コンピュータ・フィストは典型的なナード青年。ちなみに両手のグローブにはそれぞれCPUが内蔵されているらしい。

グロテッサ (Grotessa) と ヴォーテクス (Vortex)

紫の女の子がグロテッサ。金髪の青年がヴォーテクス。

グロテッサはコンプレックスの強い女の子といった感じで、プリンセス・サンシャインのことが大嫌い。

ヴォーテクスは他のチームメンバー全員を嫌っていて、共同生活を送っていながらも他のメンバーと絡むことはなく、一人でいることがほとんど。一種の引きこもりと言えると思います。

グロテッサはヴォーテクスのことが気になっていて、引きこもりのヴォーテクスに対して頑張ってアプローチしていくところがなんとも切なくてイイんですよね。

また、ヴォーテクスは時空に干渉する程の強力な能力を持っているらしく、本編で直接描かれないものの、この世界の危機を何度も救っているらしい。

ヴォーテクスかっこいいなあ。真の主人公はヴォーテクスなんじゃないか。

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