We Bare Bearsとイマドキのアメリカ

北米CNで放送中の"We Bare Bears"ですが、今年の新エピソードは#25 "Hibernation"までで一旦お休みに入るみたいですね。 しかしもう25話かー。夏から始まった割にはなかなかハイペースな気がする。

We Bare Bearsはほのぼのとした話が多いけど、今まで見た中では#21 "Video Date"が面白かったかな。

ネットで出会ったフランス女子、セリーン(Celine)さんとビデオチャットすることになったパンダ。 初めはそんなパンダを助けてあげていたグリズとアイスベアだったが、いつしかセリーンさんを巡って骨肉の争いを繰り広げることに・・・というお話。

この話、3兄弟のドタバタを中心にいろいろ小ネタがあって面白い！

まず冒頭でいきなりWiiやってるのがあまりにもシュールww

この手のゲーム、ちょっと前にはだいぶ流行ったけど最近は下火かなあ。 でもここでゲームに集中してないパンダをグリズがドヤす感じがなんともリアルでいい。あったあった、こういうの。

あと、謎の三色熊と化したグリズとか。 ワキのところやめろwww

普段冷静なアイスベアさんだけど、今回みたいに暴走するとほんとコワい。 でもあのオノを持ちださなかっただけマシか。

ところでこの回はパンダがオンラインデートアプリで女子と出会う話。 パンダはオープニングでもこのアプリ使ってるし、パイロットエピソードでもやっていたっけ。

アメリカではこの手のデーティングサービスで交際相手を探すというのがごくごく一般的になっているという話を聞いたことあるけど、 このへんの描写はそういう世相を反映してそうな感じするなあ。

とはいえ、オンラインデーティングは最近の流行りというよりも、もう定着してだいぶ経っているような気もする。

それにしても、パンダを筆頭に3兄弟はこういったテクノロジーを本当によく使いこなしますよね。

#18 "Emergency"でパンダが使った"Buddy Ride"というアプリ。 アプリで配車を頼むと、同じくアプリに登録した一般人ドライバーが目的地に乗せてってくれるというライドシェアサービスなんだけど、 これ、Uberという実在のサービスがモデルですよね。

もっとも、Uberはプロのタクシーの配車なんかもやるんだけど、やはり一般人ドライバーによるサービスがインパクトあって有名。 最近だとLyftというサービスもあるみたい。

#13 "Charlie"でグリズが勝手に登録していたサービス"Caveshare"。 これは宿泊場所の提供者と利用者を仲介するいわゆる民泊サービスで、明らかにAirbnbが元ネタですね。

UberもAirbnbも、個人的には今年に入ったあたりから本当によく聞くようになったので、 アメリカさんではもうみんな普通にこういうサービスを使ってるんだろうなーって思ってたんですよね。 多分、アメリカさんではそれこそチャーリーみたいなトンデモゲストが自宅に泊まりに来たり、Buddy Rideのおっちゃんみたいなトンデモドライバーの車に乗るハメになったりってことが実際に起こっているんだろうなあ。

UberもAirbnbも一応日本上陸してるんだけど、法律による規制や業界団体の圧力などもあってアメリカほど流行ってはいない感があるので、 "We Bare Bears"を通じてこういうイマドキのアメリカの雰囲気を感じられるのはなかなかイイな。 "Regular Show"や"Clarence"にはない雰囲気があると思う。