棺桶内部の暗視カメラの映像。 こういうのも芸が細かくていいな!
北米CNではとっくに全エピソード放送終了している"Ridonculous Race"ですが、 僕はようやく半分あたりの#14 "Down and Outback"まで見ました。
前半戦は、割とどうでもいいチームが脱落しつつ、勝ち残ったチームで少しずつドラマの伏線を張っていくって感じで、 Total Drama IslandやWorld Tourを思わせるような展開だったかな。 最初の数回はちょっとワンパターンで不安になったけど、だんだん面白くなってきた!
今回は2人1組のチームで争うレース企画なんで、人間ドラマ的な要素がどれだけあるのかなと思ったんですが、 #07あたりからチーム間の絡みが増えてきてなかなか面白くなってきたかな。
エマとノアを軸にした同盟とか、キャリーの悩み相談にのってあげるキティとか。 キティはいろんな人に気軽に話しかけるからこういうつながりができやすいですよね。
あとなんか気が合うマカーサーとブロディとか。 予想外の組み合わせだなこれwww
ところでジェフ・ブロディチームって意外と強いですね。 この二人、メンタルが強いんだよなあ。
あと、今回のシリーズは「脱落無しの回(non-elimination round)」をうまく使って話を盛り上げてる感じが面白い。
Ridonculous Raceでは原則的に毎回最下位のチームが脱落していくんだけど、 たまに最下位でも脱落しないで生き残れる回があって、それを脱落無しの回(non-elimination round)と言うんですよね。
Total Dramaでも脱落無しの回はちょいちょいあったんだけど、これまではなんか、ただ誰も落ちないだけで拍子抜けというか、 話の盛り上がりという点ではマイナスだった印象があるんですよね。 でもRidonculous Raceでは脱落しないということを逆手にとって、うまく話の展開にヒネりを加えているように思える。
例えばこのライアン・ステフチーム。 この二人、最初は息の合ったいいチームだったんだけど、ステフの短気のせいでどんどん険悪な感じに。
ここまでダメムードが漂ってくると、Total Dramaの常識ではまず間違いなく脱落確定なんだよなーって思って見ていたら、案の定#08(ハワイ)で最下位になってしまう。 しかしこれがまさかの脱落無しの回で生き残った!
その後どうなるかと思ったんだけど、#10(北京)ではちゃっかり1位になってるじゃないか! なんだこのドンデン返しは!
こういう、こちらの予想を裏切ってくる展開があると、今後の話も気になってきて楽しいなあ。 こういうことができるのも今シーズンが26話という長丁場だからですよね。
あと、脱落無しの回で言えば、スケーターチームと訓練生チームもいいですねえ。
プライドが高く、能力も高いアイススケーターチームだけど、#08(ハワイ)で呪いの石を拾ってからどんどん調子を落とす。
#12(ジンバブエ)ではわざわざハワイに遠回りしてようやく呪いを解くんだけど、健闘むなしく最下位に。 しかしこれが脱落無しの回で、首の皮一枚でなんとか持ち直すことに成功する。
で、#13ではスケーターチームと訓練生チームが激しく競った結果、訓練生チームが最下位に。 しかしまたしても脱落無しの回ということで命拾いする。
ともに最下位というドン底の絶望を経験したスケーターチームと訓練生チーム。 元々強いチームだったけど、この圧倒的な屈辱を味わうことでよりレースに熱が入るというか、真剣勝負として臨むようになっていく感じがアツい!
さらに#14(オーストラリア)ではスケーターチームがダーティプレイに走ることで、訓練生チームの火に油を注ぐような展開になっていていいですね。 今シリーズの悪役はスケーターチームかな?
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