7月から始まっている"Rick and Morty"シーズン2。 今のところ第6話 (通算#17) "The Ricks Must Be Crazy"までやってるわけだけど、シーズン2は全10話らしいからもう半分以上まで来てるんですね。 早いなあ。
#14 "Auto Erotic Assimilation"はリックの元恋人の異星人「ユニティ」が登場したり、リックの意外な一面が見られる回でした。 でも個人的にはリックは俺達にできないことを平然とやってのけるヒーローでいてほしいんだよなあ。 なんか複雑な感じ。
ただ、この回はむしろ最後のシーンのベスとリックの会話が良かったですね。
リックが黙ってどこかへ消えてしまうことをしきりに恐れるベス。
ベスは母親とリックとどういう暮らしをしていたのか、リックはいつ家族を捨てたのか、そしてなぜ戻ってきたのか。 いろいろ想像をかきたてられる感じがイイなあ。
しかしその次の#15はそんな余韻もブッ飛ぶ衝撃のエピソードだった!
#15 Total Rickall
スミス家に突如として現れた寄生エイリアン。 こいつは周囲の生物の記憶を書き換えてその生活に忍び入り、誰にも怪しまれることなく数を増やすという恐ろしい生物だった!
寄生エイリアンの正体にいち早く気づいたリックは家全体をロックダウンしてその拡散を防いだものの、 ヤツらは既にリック達の記憶の奥深くに入り込んでいて・・・ という話。
アバンの段階で既に史上最凶レベルのヤバいエイリアンが出てくるこの展開! そうそうこーいうのを待ってたんだよ!
エイリアンがいるかいないかを見破るためにその場の人数を書き留めるリック。 もしその場に7人以上いたら、(たとえどんなによく知った仲であっても)そのうちの誰かがエイリアンだ!
ふむ、なるほど。 記憶を操る敵とはこういうふうに戦えばいいのかな。 ジョジョでもこんなネタがあったっけ。
しかし・・・
次の瞬間にはリックの記憶も改ざんされ、リックはなぜ「6」を書いたのかすら分からなくなってしまう。 うおおお、なんて恐ろしい敵なんだこいつ!
記憶を改ざんされながらも孤独な戦いを続けるリックだったが、普段の素行の悪さもあって次第に劣勢に。その間にも次々に増え続けるエイリアンたち。
ここまで追い詰められたリック初めて見た! ・・・多分。 記憶を自在に操るような超生物の前にはあのリックも為す術がないのか!?って本気で思いましたよ。
ここからの反撃のアイディアも面白いですねー。
エイリアンは良い思い出、楽しい記憶、素晴らしい友人や家族としての記憶しか創りだすことができない。 つまり、悪い思い出や記憶がある者は「本物」で、良い思い出しかない者はエイリアンなのだ!
良い思い出が人と人の間の絆を強めるのは当然だけど、まさか悪い思い出が逆説的に本物の家族を結びつけているなんて! その発想自体が目からウロコだし、それが今回のサスペンスのキーになってるあたりがもうスゴい。
しかしモーティとサマーの間の悪い思い出ってほんとロクでもないなwww さすがにここまでヒドいのを思い出す必要はなかったんじゃないだろか。
こうしてリック達は最高の友人や最愛の家族(もどき)を次々に殺戮し・・・
最後に残ったのはこのクソったれの本物の家族のみ。 なんという残酷な結末か!
いやほんと、「家族でなかったらとっくに縁を切っている」と言うような人もいるけど、 そんな家族の不思議さというか、不条理さを見せつけられたエピソードでした。
そしてもちろん過激なオチも忘れないwww それがRick and Morty!
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