"Clarence"レビュー、今回はちょうど先週の話の次のエピソード#37 Hurricane Dillisをやります。
前回の"Dust Buddies"はクレアランスとメアリーさんのやり取りが本当に微笑ましくて、理想の家族とはこういうものなのかと思えるくらいだったんですが。 それに比べて今回のお話では、そんな幸せだったクレアランス家が徹底的に崩壊していく様が描かれていてですね・・・
なんというかもう、前回とのギャップがスゴすぎる。
#37 Hurricane Dillis
メアリーさんの母親のディリス(Dillis)さんが突然クレアランスたちの家にやってくるんだけど、メアリーさんはディリスさんと全く反りが合わないのだった、というお話。
というわけでクレアランスのおばあちゃんが登場なわけなんですが、あれ?クレアランスのおばあちゃんって、こんな人だったっけ?
"Patients"で登場したクレアランスの妄想バイキングおばあちゃん。
これ、てっきり本物のおばあちゃんにバイキングの格好をさせたんだと思ってたんだけど、おばあちゃんそのものが妄想ってことだったのか。
ディリスばあちゃんはクレアランスに会うのが2年ぶりだそうだけど、当のクレアランスはあんまり覚えていないみたい。 こんな強烈なばあちゃんを忘れるもんかなあ。
で、初対面のチャドをデミアン(Damien)と勘違いするディリスさん。
この話、なんといってもこのデミアンという男の描き方がほんと絶妙でイイですね。 顔も性格も素性も謎に包まれているんだけど、ディリスさんの言動から少しずつその人物像がプロファイリングされていくこの感じ。
メアリーさんの"Damien's gone"っていう言い方もいろんな意味にとれるニクい表現ですねえ。
デミアンとは、メアリーさんの以前のパートナー。
デミアンが今どうしているのか、クレアランスとはどういう関係なのかはよく分からないけど、ディリスさんによると、デミアンはイカした青い車を持つ素敵な紳士で、ディリスさんは大変気に入っていたみたい。
なるほど・・・ それはチャドとはだいぶタイプの違う人っぽいなあ。 メアリーさんと気が合わなかったとしても不思議じゃなさそう。
で、チャドの件もそうだけど、クレアランスたちの暮らしの全てにいちいちケチをつけ始めるディリスさん。 何が怖いってこの人、勝手に人んちを歩き回って物をあさるところが怖いよ・・・。
うーん、でもこういうばあさんも、いかにもいそうなんだよなあ。 日本だとこういうことするのは姑が定番なんだろうけど。
物をあさるくらいだったらまだよかったんだけど、ディリスさんの行動はどんどんエスカレートし・・・
キッチンをめちゃくちゃに荒らしたり、チャドを言いくるめて車を買わせたりしてしまう。 うわー、ここまで来るともう全然笑えない!
前回まで全てうまくいっていたクレアランス家だったはずなのに、どうしてこうなってしまったのか。 肉親のやることだと思って大目に見ていたらいつの間にか取り返しのつかないことになってしまった感じがコワすぎる。
で、いいかげん堪忍袋の緒が切れたメアリーさんはディリスさんと大喧嘩するんだけど、 いつしかメアリーさん自身も母親のような怪物じみた風貌に・・・
結局今回の話ではメアリーさんの父親が出てきて事なきを得たけど、ディリスさんは今後も出てくるんだろうか。 厄介な人だよなあ、この人。。
それはそうとベルソン、ディリスさんの扱いうまいwww 面倒な身内には慣れっこってこと?
2 コメント:
確かに前回の話とのギャップが凄い(・・;)
毒親って感じですね
親は選べないですからね。
誰にでも起こることだと思うと、他人事とは思えない怖さがありますね。
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