Sym-bionic Titan 前半戦 感想

ちょっと前から週1くらいのペースで見ていたSym-bionic Titan。 ようやく前半のエピソードを消化したのでちょっとこのへんで感想を書きたいと思います。

ちなみに前半というのはここでは#1から#11 "The Fortress of Deception"まで としています。北米CNでの放送スケジュールを見ると、#11と#12の間が2ヶ月ほどあいていたみたいなので。

以下、ネタバレも含むのでご注意ください。

やはりなんと言ってもこの作品は アクションシーンや緊迫したシーンの盛り上げ方がスゴいなーと思いました。 巨大ロボによる戦闘シーンもさることながら、個人的にはランスやオクタスが生身で戦うシーンがカッコいいですね。 この作品はアクションを描くのに下手にスローモーションなどを入れないで、猛スピードで展開する立ち回りを容赦なく描くところが気持ちいいです。

なんかもう、ランスが20分間暴れてるだけでもいいんじゃないかと、ちょっと思いました。

ただ、こういったアクションシーンは作品全体から見るとそれほど大きな部分を占めているわけではなくて、 むしろ前半のエピソードではイラーナ、ランス、オクタス達の高校生活に焦点が当たることが多かったです。

当然のごとくチアリーダーとかアメフト部の連中も出てきます。

ただ、高校生活を描きつつロボットアクションもやるということで、どうもどちらも中途半端になってしまったのではないか？と思いました。

また、見ていてちょっと残念だったのは、魅力的な敵キャラが出なさ過ぎるなあという点です。

本作品の大ボス、モジュラ(Modula)将軍。

この人自身は非常にシブくて、強くて、カッコよくて、僕は大好きなんですけど、基本的に地球から遠く離れたガラルナ星にいる。 それでもイラーナ達が地球へ逃れたことを知って、配下のムートラディの刺客やモンスターを送り込むんです。

最初のうちはだいぶ出番があったんですが、そのうち全然姿を見せなくなったのが残念なんですよね。

地球視点で描かれていると、次々とモンスターが送り込まれてくるものの、そいつらは特にイラーナたちと会話することもなく倒されることがほとんどなので、あまり話が広がっていかない。 モジュラさんの姿が描かれないから、モンスターたちがどういった意図で送り込まれているのかも分からない。

なので極端な話、モジュラさん、もうめんどくさくなっちゃって、モンスターを端から順に送っているだけなのかなーと心配になってしまいます。

もう一人の重要人物がこの人、ソロモン(Solomon)さん。 地球防衛軍的な組織のエラい人で、（多分）地球人。

地球人ながら、その圧倒的に怪しげなルックスで、第1話から異常なまでの存在感を放っていました。 見た目もそうですが、動きがいちいち怪しげで、僕はこの人が一体どんなことをしでかすんだろうかとワクワクしながら見ていたんですよね。

…でもこの人、なかなか動いてくれなかったんですよ。

ようやく#11で本格的に絡んできたんですが、ちょっと遅すぎじゃないですか、ソロモンさん。。 #1, #2, #3で散々怪しげな姿を見せ付けておいて、これはちょっとキツい。

もっとも、その間遊んでいたわけではなくて、ガラルナ星の技術とかについていろいろ分析したりしていたようなんですが、 個人的には#4あたりでイラーナ達のお宅訪問しちゃって良かったのではないかと思いました。

おまけ。(⌒～⌒)ﾆﾝﾏﾘなソロモンさん。