2010年11月28日日曜日

vote off, invincibility (immunity) and alliance

Total Dramaの紹介記事を見直してたら全然紹介しきれていなかったことに気づきました。ほんとすいません。 ということで、今回はTotal Dramaにおける最も重要なルールである、脱落者の決め方について書きます。

原則的に、脱落者は番組参加者による多数決投票で決定されます。 チーム戦の場合、負けた方のチームのメンバーが同じチームの誰か一人に投票し、最も得票数の多かった人が脱落となります。 勝った方のチームのメンバーは全員生き残ることができます。

"多数決で脱落者を決める"というところがミソで、この辺からいろいろドラマが生まれたりします。 同じチームの味方を脱落させることになるので、票を集めるのは大抵使えないやつ、空気の読めないやつ、ヘマをしたやつになります。 逆に言えば、大した活躍をしてなくても目立たなければ生き残れたりします。その辺の立ち回りが重要ですね。

エピソードが進むと参加者の数が減ってくるので、ある時点でチームが解消され、個人戦に突入します。 個人戦ではたいてい、チャレンジで好成績をあげた参加者一人か二人くらいに、"無条件で生き残れる権利"が与えられます。 この権利を作中では"invincibility"または"immunity"と表現しています。 で、invincibilityを獲得できなかった参加者の中から、やはり多数決によって一人が脱落します。

個人戦では自分以外は全員敵なので、自分にとって脅威となる人を脱落させるようになります。 なので、強いやつが生き残るとは限らないんですよね。むしろ票を動かせるやつが勝ち上がっていきます。 票を動かすために、参加者同士で同盟(alliance)を結ぶ動きが、特に後半になると激化します。 複数人で結託して特定の誰かに票を集中させれば、生き残れる確率は飛躍的に上がるというわけです。

上のシーンは昨シーズン(TDI)のものですが、男子4人で結託して女子一人を脱落させようとしているシーンです。 この時はヘザーがinvincibilityを獲得してたんで、あのコが犠牲になっちゃったんですよねー。

allianceに関連する人間関係の動きがかなり面白くて、TDIではその辺、序盤から丁寧に描かれていて非常に良かったです。 ただ、どうもTDAの前半戦ではそういった人間関係のダイナミズムがあまりなくて、ちょっと物足りない感じですね。 コートニーが途中参加して、個人戦に突入したあたりから面白くなってきました。

2010年11月22日月曜日

J.G. Quintelのインタビュー

Regular Showのクリエイターで、Flapjackのディレクターをやっていた、J.G. Quintelのインタビューが上がってた。

ふむ、Regular Showみたいな作品は"slacker comedy"っていうのか。作品を通じて、登場人物がリアルな会話をすることを重視しているみたい。 たしかに、モーデカイとリグビーの会話は、間のとり方とか、声の張り方とかほんとにカジュアルな感じだよなー。

Regular ShowはCartoonstituteというCNの企画(内部企画かな?)でゴーサインが出たものらしい。 Cartoonstituteは聞いたことあるけど、よく知らないなあ。Craig McCrackenとかも絡んでたっけ? なんにせよ、新しい作品をガンガン出していけるシステムがあるってのはスゴいと思う。

2010年11月21日日曜日

Adventure Timeの敵キャラたち

Adventure Timeは不思議な魅力にあふれている作品だと思いますが、中でも敵キャラのデザインというか、設定が非常にいい。 ということで今回は敵キャラに焦点を絞って書いてみます。

ご存知雪と氷の王様 アイスキング

Adventure Timeの敵キャラの代表格といえばこの人、アイスキングでしょう。 パワパフでいうところのモジョのような位置づけで、ヤバ強いわけではないが、とにかくよく登場する。

触れたものを氷づけにするイカヅチを放ったり、吹雪を呼んだりする。 普段は雪山の城で、ペンギンたちと一緒に気ままな独身ライフをおくっているが、 そのへんのお姫様をさらってきて無理やり結婚しようとする、迷惑なじいさん。 ちなみに王冠が魔力の源だったりする。

ジェイクも恐れる吸血鬼の女王 マーセリン

アイスキングよりもよっぽどヤバいのが、女吸血鬼マーセリン。 性格は冷酷、気まぐれ、自己中心的。強力な魔力の持ち主で、念動力を操るぞ。 本気でキレると巨大なコウモリに変身する。もちろん、噛まれたらアウトだ。

アイスキングとマーセリンはCNの公式サイトにも紹介があるし、複数のエピソードにも登場します。 ただ、Adventure Timeではその他の、一話限りの敵キャラも非常に魅力的だと思ってます。

パワパフやDanny Phantomといったヒーローものと違って、Adventure Timeでは基本的にフィンとジェイクは常にどこかを冒険しているんですよね。 だから何となく、エピソードもそれぞれ独立の、一期一会な感じのものになります。 冒険の途中で新しい街やダンジョンを見つけて、そこで新しい怪物と戦うという構成が多い気がします。 そういうところが非常にRPG的で、面白い。

複数の話に登場する敵キャラって、どうしても、何度も出てくるうちに馴れ合いで戦うようになってしまう(それはそれでいいんですが)。 それに対して、一期一会な敵キャラって、出番が少ないが故にフィンやジェイクを本気で殺しにかかってくるし、 ものによっては到底勝てないくらい強かったりする。そういった"凄味"を持つ敵キャラがちょいちょい出てくるあたりが非常にいいです。

「お前が『やめろ』と言うたびにおばあちゃんをぶっ殺してやるよ」

エピソード"Enchiridion!"に登場する邪悪な妖精。見た目はかわいらしいが残虐極まりない性格で、おばあちゃんを次々に焼き殺してしまう。 そうやってフィンを精神的に追い詰めるのがやつらの狙いなのだ。

「貴様のいるかもしれない場所など正確に分かるのだよ、ジム…」

エピソード"Dungeon"に登場するデーモンキャット。極めて高い知能を持ち、紳士的に喋るが、それが逆にコワい。 様々なことを知っているが、その知識はあまり正確ではない。ダンジョンの奥深くでフィンを追い詰めた強敵。

「その調子だ!いよいよ"答え"に近づいてきたぞ!」

エピソード"Freak City"に登場するマジックマン。ピエロのように陽気で気さくだが、実は邪悪な魔導士で、魔法で様々な嫌がらせをしてくる。「陽気で邪悪」というギャップがこいつのヤバさをよく演出していると思う。 非常に強力な魔導士で、どんなに殴っても顔色一つ変えないところも実にヤバい。

こういった敵キャラは再登場したらしたで面白いとは思うけど、やっぱり一話限りの登場だからこそ、個々の強さ、ヤバさが際立つんだろうな。

2010年11月13日土曜日

usとロボット

名前にusがつく皆様。ヴラッドはロボットじゃないですね。

ロボットが出てくるカートゥーンは結構多いけど、最近、名前が"us"で終わるロボットキャラをよく見るなーと思った。 例えば、

  • ヴェクサス Vexus (MLAATR)
  • スマイタス Smytus (MLAATR)
  • クラッカス Krackus (MLAATR)
  • ブラスタス Blastus (Robotomy)
  • ウィーナス Weenus (Robotomy)
  • オクタス Octus (Sym-bionic Titan)
  • Corus (Sym-bionic Titan) : イラーナのモビルスーツ的なアレ
  • Manus (Sym-bionic Titan) : ランスのモビルスーツ的なアレ

なんだ。多いと思ったけど3作品分しかないのか。1作品に集中して出てくるから多いように思っただけかもしれない。元ネタとかありそうだけど、分かりませんorz