9月から北米CNでやっている新作ギャグアニメ"Uncle Grandpa"見てみました。
以前プレビュークリップを見たときは、Pete Browngardtの前作"Secret Mountain Fort Awesome"から何も変わってないって思ったんですが、実際に本編を見てみると全然違った!
というのも、この作品、全然グロくないんですよ!
ほらほら、全然グロくない!
これがSecret Mountain Fort Awesomeだったらこんな感じになってたはず。
この、なんていうか、いろんなモノが無駄に散乱していて汚らしい感じ! Secret Mountain Fort Awesomeはこういった描写が持ち味だったけど、Uncle Grandpaの背景や小道具はもっとずっとスッキリしていて清潔感があるんですよね。
キャラクターデザインも実は大幅に変化しているように思える。
#01に出てくるママさんと、#03に出てくるベビーシッターのおねーさん。 Uncle Grandpa見て一番ビックリしたのは、こういった「普通にかわいい」感じの女性が出てくるあたりですね。
いや、普通にかわいいくらいならそりゃ出てくるだろうと思うじゃないですか。SMFAではそんな甘い考えは通用しなかったんですよ!!
SMFAでの全力のおねーさんキャラはこう!
そしてママさんと言えばこう!
ついでに海水浴場の雰囲気はこんな感じ! 肌にブツブツ多すぎだろ!!
とまあ、これに比べるとUncle Grandpaのデザインは雰囲気は似ているものの、格段に見やすくなっているんじゃないでしょうか。まあ守りに入ったという見方もできますが。
ところでSMFAは、地下世界に住むディスガストイド(Disgustoid)と呼ばれる妖怪5人組のブッ飛んだ日常を描くギャグ作品。 ディスガストイドは見ての通り姿形が醜いので、人間たちに迫害されて地下に住んでいるという設定です。
だけどこのディスガストイドたち、なるほど見た目は確かにグロテスクなんだけど、キャラとしては全員仲間想いのめちゃくちゃイイ奴らなんですよ。 話の内容も、友情の大切さや信頼の素晴らしさをストレートに訴えかけるようなものが結構あって、心洗われるような作品だったりします。こんな絵柄なのに。
ディスガストイド達は全員いい奴なんだけど、彼らを地下に押し込めようとする人間たちはほんとイヤな奴が多いんですよね。自分たちも十分に醜いのに、キモいという理由でディスガストイドを迫害する人間の姿を見ると、これは風刺なんじゃないかとも思える。もしかすると、SMFAの人間キャラが執拗にグロいのってそのためなのかもしれない。
話をUncle Grandpaに戻すと、パイロットエピソードと比べた場合の変化としては、アンクル・グランパの仲間キャラが増えた点もありますね。
左上から、ミスター・ガス(Mr. Gus)、ピザ・スティーブ(Pizza Steve)、ベリー・バッグ(Belly Bag)、ジャイアント・リアリスティック・フライング・タイガー(Giant Realistic Flying Tiger)。タイガーだけ実写だからキャラが浮いてるんだけど、慣れるとなかなかかわいく見えてくるから不思議。
こいつらが基本的に毎回アンクル・グランパのそばにいるというのも意外だったなあ。この作品って、もっとアンクル・グランパが単独で引っ張っていくもんだと思ってた。
それでまた、こいつらも全員いいやつなんですよね。こいつらのいいやつっぷりが素直に伝わってくる話が結構あるみたいで、そういったところで筋を通す話の作り方はSMFAの頃から変わってないのかもしれない。
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